麻雀ゲームによる、認知症予防の研究

研究に至るまでの経緯

株式会社シグナルトーク代表取締役の栢(かや)と申します。

少子高齢化に伴い、日本の経済発展に多大な貢献をされた
世代の認知症(老人ボケ)が社会問題になっており、
介護に疲れて無理心中をされるケースなど、
痛ましいニュースを目にすることも多くなりました。

「麻雀がボケ防止に良いらしい」という噂を
追いかけていた私達は、全国の介護予防事業等で、
麻雀による認知症予防効果が注目され、
推奨されて、多くの自治体で実施され、
効果をあげているケースがあることを知りました。

麻雀による社会貢献という可能性を感じた私達は、
麻雀ゲームと脳の活性化について、調査を開始します。

本ページの最後に、皆様へのお願い事項がございます。
どうぞ、本研究にお力をお貸し下さい。

シグナルトーク 代表取締役
栢 孝文(かや たかふみ)


10/26(火)に記者発表を行い、
各媒体で反響を頂いています。
掲載情報一覧はこちら⇒

麻雀ゲームプレイ中の、脳血流を測定

諏訪東京理科大学
共通教育センター 教授
篠原 菊紀(しのはら きくのり)先生

●研究内容
NIRS(多チャンネル近赤外線分光法
装置)を使って、日常的な場面での
脳活動を計測し、その結果を健康教育や
マーケティングなど、様々な社会活動に
生かす試みを続けている。

NHK「ためしてガッテン」、テレビ朝日系
「天才をつくる!ガリレオ脳研」などの
TV番組では、脳活動についての
実験や解説にて活躍中。

●実験内容

オンライン麻雀ゲームMaru-Janプレイ中と、
計算ドリル解答中の、脳の活性化状況を比較
(2010年8月9日実施 実験協力:諏訪東京理科大学 篠原ゼミ)

実験風景(Maru-Janプレイ中)(被験者:71歳 男性)

調査結果

■実験によりわかったこと

●麻雀ゲーム(Maru-Jan)中の左脳

篠原教授:
言語野や、情報や記憶を一時的に保持し
組み合わせて答えを出す機能
(ワーキングメモリ)に
関連する部位が活性化しました。
実際にはしゃべっていなくても、
「リーチか…」「そこでドラ切る?」など、
脳内では言語的に激しく考えているため
でしょう。

●計算ドリル解答中の左脳

篠原教授:
ワーキングメモリに関連する部位を含め、
全体として強く活性化しています。
麻雀ゲーム(Maru-Jan)と比べると、言語野の
活動が見られないのと、ストレスに関連する部位
(右眼窩前頭前皮質:みぎがんかぜんとうぜん
ひしつ)の活動が大きいことが特徴です。
この方にとっては、計算ドリルよりも
Maru-Janの方がおもしろいんでしょうね。

●その他にわかったこと

篠原教授:
1.麻雀ゲーム(Maru-Jan)の方が、
  計算ドリルよりも、脳の活動に
  メリハリが出る


2.複雑な選択が必要なときに、より活性化

3.他人のリーチが入ったときに、より活性化
  といったことが見て取れました。

■まだわからないこと

  • 近影

    栢:
    なるほど、麻雀における複雑な思考は、
    メリハリのある脳活動につながっているんですね。
    しかし、これだけではまだ、
    麻雀と認知症の関係は、さっぱりわかりませんよね。

  • 近影

    篠原教授:
    もちろんです。今回の調査結果だけで、
    麻雀ゲームが認知症予防に役立つとは言えません。
    しかし、知的な趣味や積極的なレジャーが、
    認知症予防の因子であるとする報告はすでにありますから、
    今後、Maru-Janユーザーの認知機能を継続的に調べる
    などしていけば、おもしろい結果が出るのではないでしょうか。

  • 近影

    栢:
    では、これから私達が調査すべき点は、何でしょうか?

  • 近影

    篠原教授:
    1.Maru-Janユーザーと非ユーザーの認知機能を比較する。

    2.高齢の初心者ユーザーがMaru-Janを続けることで、
      どう認知機能が変わっていくのかを追跡する。

    3.Maru-Janユーザー、非ユーザーを数千から数万人、
      その生活習慣、認知機能、健康状況(発病含む)を
      5~20年程度追う。

    といったことを行っていけば、Maru-Janと認知機能低下予防、
    認知症予防との関連が、よりはっきりすると思います。

    しかし、こうやってMaru-Janやゲームサイトの効果を
    調べていくのもいいですが、現状でも「頭を使うこと」
    「身体をしっかり動かすこと」「生活習慣病予防をすること」
    「人と関わること」が認知症や認知機能低下予防に役立つことが
    知られています。

  • 近影

    栢:
    なるほど、確かに、
    身体をしっかり動かしたり、人と関わることは、
    認知症の予防ということを抜きにしても重要ですよね。
    ありがとうございました。

皆様へのお願い

上記の通り、今のところまだ、明確な結論は出ておりません。
そこで、麻雀と認知症予防との関係を探るため、私達は、
各分野の専門家の方々に、長期に渡る研究を依頼しました。

研究概要ページはこちら⇒

本研究をスタートするにあたり、まずはプレ実験として、
皆様に、「前頭前野いきいき度チェック(漢字色別テスト
物語編)」を受けて頂きたいと考えています。
前頭前野とは、多くのタイプの認知症に関わりが深い、
脳の重要な部位であり、この部分の機能の衰えを
感知することが、認知症の早期発見に繋がると予測しています。

Maru-Jan会員の皆様だけでなく、
普段Maru-Janや麻雀をプレイされない方にも、
ぜひ、下記のテストを受けて頂ければ幸いです。

どうぞ、我々の研究にお力をお貸し下さい。

近影

シグナルトーク 代表取締役
栢 孝文(かや たかふみ)

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※麻雀をされる方、されない方、両方のご協力が必要です
※web上で、前頭前野いきいき度チェック(漢字色別テスト物語編)が無料で受けられます。
 診断結果もその場でわかります。
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●麻雀をされる方

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いただいたデータおよび調査結果は、
本研究のためにだけ使わせていただきます。

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