1.インターネット対人ゲーム利用者と非利用者の認知機能の経時変化の調査
2.インターネット対人ゲーム利用者に共通する生活および行動特性の分析
3.インターネット対人ゲーム実施時の脳の賦活状況の測定と分析
1.インターネット対人ゲーム利用者として、オンライン麻雀 Maru-Janの45万人
会員に呼びかけ、調査協力者を募る
2.インターネット利用及び非利用の高齢者を募り、比較対象のための調査協力者
とする
3.認知テスト(対人及びオンライン)、
NIRS(多チャンネル近赤外線分光法装置)
等による調査協力者の認知機能の継続的調査
4.アンケートによる調査協力者の生活スタイルの解析と、統計手法による
認知症予防効果への影響因子の解明
※認知機能の使用と認知症予防
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター・東京都老人総合研究所は、
エピソード記憶、注意力、計画力の3つの認知機能を使う日常生活を送ることで、
認知症を予防する認知症予防プログラムを研究発表している。
※麻雀ゲームと相互作用
麻雀ゲームは、エピソード記憶(過去の場面と推移を思い出す)、
注意(相手の捨て牌、自分の手牌などに同時に注意を払う)、
計画力(手役とあがりを想定し、それに近づく手順をとる)を必要とし、
他の3人の捨て牌や鳴き、
リーチ宣言などに対応しながら手役作りを進める、高度な相互作用を行う。