株式会社シグナルトーク(代表取締役:栢孝文、東京都大田区)は、同社サービスのWeb上で脳の認知機能を測定できる「脳測」を使って、オンライン麻雀「Maru-Jan」を日常的にプレイしている男女「484人」を対象に、脳の認知機能との相関関係について検証を行い、「視覚性注意力」「短期記憶」「エピソード記憶」において、年齢が高くなるほど、テスト結果の数値が良い事を確認しました。
検証は脳測で4種類の認知機能に関するテストを2度行っていただき、そのテスト結果を年齢別(35歳以上5歳区切り)に分析を行っております。(※1回目と2回目の間は4週間以上の期間をあけて実施)
また、検証対象者にアンケートでご回答いただいた「睡眠時間」「酒量」「運動量」などの項目別にも分析を行い、Maru-Jan利用は睡眠、酒量の多寡よりも認知機能に良い影響を与える可能性も分かりました。
・レデックス認知研究所
所長 五藤博義様
(高齢者向け能力開発コンテンツの企画、開発等)
・橋本高次脳機能研究所
リハビリテーション医 橋本圭司先生
(認知機能障害の調査、研究等)
・レデックス認知研究所
所長 五藤博義様
(高齢者向け能力開発コンテンツの企画、開発等)
・青山学院大学 教育人間科学部
教授 樋田大二郎先生
(教育社会学、学校教育学等)
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東京大学教育学部卒。ベネッセコーポレーションで、教材やデジタルコンテンツの研究開発に携わった後、独立。認知症予防や発達障害児の認知機能の改善について医師や教師等と一緒に研究を行っている。ソーシャルカンファレンス大賞(2011)を受賞。これまでに認知機能の分野などで、「認知神経科学」や「Jikeikai Medical Journal」などに計20以上の論文執筆、学会発表の経歴を持つ。
橋本氏の報告が示す通り、年齢と注意、エピソード記憶には相関があった。
一般的に言えば高齢になれば経験値の影響を除けば、認知機能は低下傾向を示すものである。
それが高齢になればなるほど(いいかえればMaru-Janを続ける期間が長ければ長いほど)
注意力、記憶力が高まる、というのは極めて特異な結果だといえよう。
アンケート項目にある、睡眠、運動、酒量は、認知症のなりやすさと関係があることが他の調査で分かっている。ところが、今回の樋田氏の報告では、認知機能と関係があるのが運動のみであった。一般的には睡眠も酒量も、適度が認知機能の維持、改善に好影響を与えるとされているが、今回はどちらもあまり影響を与えていない。
Maru-Janをしていることの特異性は、他の生活習慣よりも強く認知機能の維持、改善に関係があるといえるのかもしれない。
今回の調査は、対照群(Maru-Janをしない人)が存在せず、Maru-Janと認知機能の関係を直接、明らかにすることはできなかった。ただ、Maru-Janをしている人たちが年齢にかかわらず、注意力と記憶力という社会生活に極めて重要な認知機能を高く保っていることを示すことができたのは有意義であったと考える。
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以上のような、オンラインゲームと脳機能の関係の日本初の学術的検証において、一定の結果が出たことを、報道発表させて頂きます。弊社としては、これを機会にITやゲームを利用した認知症の早期発見や予防について、この分野の様々な研究が進み、日本の成長戦略に寄与する事を期待しております。
・視覚性注意力とは物事を処理(作業)する際に、視覚情報に注意をする能力です。
・短期記憶とは短期間保持される記憶で約20秒間保持されます。
また、5つ~9つの情報しか保持できないと言われてます。
・ワーキングメモリとは情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念です。
作業記憶、作動記憶とも呼ばれます。
・エピソード記憶とは宣言的記憶の一部であり、イベント(事象)の記憶です。
エピソード記憶には時間や場所、その時の感情が含まれます。(感情は記憶の質に影響します)
・計画を立て、状況を把握して柔軟に対応するなど、目標を達成するまでの行動を指します。
脳測 | : http://www.nosoku.jp/ |
オンライン麻雀「Maru-Jan」 | : http://www.maru-jan.com/ |
株式会社シグナルトーク | : https://www.signaltalk.com/ |
社名 | : 株式会社シグナルトーク |
公式ホームページ | : https://www.signaltalk.com/ |
所在地 | : 東京都大田区 |
代表取締役 | : 栢 孝文 |
事業内容 | : オンラインゲームの開発、運営、販売 |
お問い合わせ先 | : webmaster@signaltalk.com |