ニュースリリース 2012年7月12日
オンラインゲームを開発、運営する、株式会社シグナルトーク(東京都大田区、代表取締役:栢 孝文)は、認知機能をチェック・管理できるWebサービス、『脳測』(のうそく)を、2012年7月12日(木)に開始します。
日本の経済成長に貢献された方々の認知症が大きな社会問題となっています。
弊社では、「高齢者の方にゲームなどの楽しみを提供し、認知症の予防やリハビリに繋がるサービスが提供できれば、大きな社会貢献ができる。」このような想いから本プロジェクトをスタートしました。
『脳測』は、以下の特長があり、認知機能低下の早期発見を促すと共に、医療機関を早期に受診頂き、治療を行って頂くためのきっかけをご提供します。
また、認知機能障害の背景には「注意力」「エピソード記憶」「遂行機能」「ワーキングメモリ(作業記憶)」などの低下が原因としてあり、『脳測』では、それぞれに対応した4つのテストによる認知機能チェックができます。これらのテストは、MMSE(Mini-Mental State Examination=認知機能や記憶力を測定できる11の項目からなる医学検査)の結果との相関が見られたことが実証されています。学術的背景(エビデンス)は以下の通りです。
●フラッシュライト
(ワーキングメモリをチェック)
点燈する順番を記憶して答えます。
●ルート99
(遂行機能をチェック)
ゴールまでの経路を正しく結びます。
●視覚探索
(注意力をチェック)
数字や文字の順を早く結び付けます。
●ストーリー
(エピソード記憶をチェック)
物語を読み、質問に答えます。
上記の通り、『脳測』サービスは、一般に脳機能をトレーニングすると称して展開されているカジュアルなゲームとは、その目的も機能も一線を画するものです。
『脳測』は、株式会社創生 生体工学研究所代表(日本生体医工学会 BME on Dementia研究会会長、日本早期認知症学会理事長)の志村孚城先生、国立成育医療研究センター・リハビリテーション科医長・発達評価センター長の橋本圭司先生の知見や研究成果に基づく情報を適切に反映していくことを趣旨としており、さらに、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授、レデックス認知研究所の五藤博義所長のご協力をいただいております。
弊社ではゲームと脳機能に関連する科学的実験・効果検証・測定を繰り返し、認知症の早期発見につながるゲームエンターテインメントの構築に、真摯に取り組んでまいります。
●チェック結果
●結果の推移グラフ
【補足資料:MMSE(認知機能検査)について】
米国のフォルスタイン夫妻が1975年に考案した知能検査。当初、本検査は精神疾患を有する患者の認知機能障害を測定する目的で使用されたスクリーニングテストですが、認知症の診断補助に有効であることから、現在、認知症のスクリーニングテストとして世界的に広く使用されております。
認知機能や記憶力を測定できる11の項目からなる検査で、満点は30点。24点以上で正常と判断され、23点以下で何らかの認知症の疑いがあるとされ、20点未満では中等度の認知機能低下、10点未満では高度な認知機能低下があると診断されます。
※MMSE(認知機能検査)の正確な検査は、訓練を受けた医師による実施が必要です。
URL | : http://nosoku.jp/ |
主な対象 | : 50歳以上の男女 |
無料期間 | : 2012年7月12日開始(~8月14日まで) |
URL | :https://www.signaltalk.com/ |
代表者 | :代表取締役 栢 孝文(かや たかふみ) |
所在地 | :東京都大田区蒲田 5-8-7 蒲田K-1ビル8F |